2022年10月6日木曜日

僕が尊敬するジャズアーティスト


 僕が好きなジャズアーティストはたくさんいますが、尊敬するアーティストは3人です。

チャーリー・パーカー

マイルス・デイビス

ジョン・コルトレーン

彼らはみな、0から1を生み出し、ジャズという音楽を進化させたプレイヤーです。

チャーリー・パーカーは、ビ・バップを成立させたひとりとして、ジャズをダンス音楽から即興演奏に回帰させ、大衆音楽から芸術の領域に引き上げました。

マイルス・デイビスは、ビ・バップをさらに展開させハード・バップ、クール・ジャズ、そしてモード・ジャズを経てロックとの融合を試みたエレクトリック・ジャズに至りました。

マイルス・デイビスのモード奏法を更に深く追求したジョン・コルトレーンは、長三度の激しい転調を繰り返すコルトレーン・チェンジを発見したのち、幾何学的な分析で音楽を分解し、音楽の極致を求めコンテンポラリーなジャズの世界を展開しました。

0から1を生み出すエネルギーは、宇宙のはじまりであり、ビッグ・バンです。

アーティストは、0から0.1、0.2を常に生み出し、小さなビッグ・バンを繰り返している存在です。

そのなかで、時に1を生み出すアーティストが現れ、世界を進化させてしまいます。この3人はジャズにおけるそういう存在だと思っています。

1から2、1から3、1から4を生み出すことも、生み出すということには変わりありませんが、僕はたとえ+0.01でも、0から生み出すアーティストに心を惹かれます。

彼らは常識にも過去の成功にも囚われず、ただ爆発しています。

僕はそのエネルギーが大好きです。

自分も、どんなに格好悪くても、0から足を踏み出すアーティストでありたいと思っています。



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