鶏はなつくのか?
なつきます。
猫と同じくらいにはなつきます。
生まれたてのヒヨコが見たものを親だと思ってついていくのは有名な話です。
僕の家に来た鶏は、生まれて3ヶ月の中雛でしたが、今はとてもなついています。
気が向いたときに限りますが、名前を呼んだら来ます。
庭に放していたのを迎えに行くと、走ってきて座り込み、なででくれと足ぶみをします。
僕たちが出かけるときには、連れていけと言って大泣きします。
庭へ連れていくときにだっこをすると、喜んで鼻歌を歌います。
鶏は生まれて100日まではヒヨコと言われるらしく、僕の鶏も来たときはヒヨコでしたが、黄色くもなく、見た目は立派な鶏だったので、こんなになつくとは思っていませんでした。
僕は子供の頃、卵を買ったおまけでもらったカラーひよこを三羽飼っていたことがあります。
雄だったので気性が荒く、僕も子供だったので追いかけ回してつつかれたりしていたので、鶏とコミュニケーションを取ることはできないだろうと思っていました。
最初は奥さんが鶏となかよくなりました。
かわいいかわいいといってなで回したり話しかけたりしているうちに、膝に乗るようになり、肩に乗るようになりました。
庭に放すようになってからは、自分の世界ができたためか自分からは乗ってきたりしなくなり、つかまえようと思っても逃げるようになりましたが、つかまえるために棒で誘導しているうちに、棒を見るだけでテーブルに乗って、だっこさせてくれるようになりました。
そのうちに何か信頼関係みたいなものができたのか、つかまえるときに追っかける必要がまったくなくなり、こちらにも、鶏の気持ちがわかるようになってきました。
奥さんの話では、ほおずりをすると鶏からも顔を押しつけてくるそうです。
鶏は、愛情を注げば注ぐほど、何か、魂のようなものが入っていっている気がします。
鶏だけでなく、犬も猫も、人間も、生まれたときには核のようなものがあって、愛情を注がれ、また自分からも注ぐことで、その核に魂が上乗せされ、一人前の魂になる仕組みになっているような気がします。
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